プレミアムカー 3000系にも拡大 1月31日から 京阪

京阪電気鉄道は1月31日(日)からのダイヤ変更で、全席指定の有料車両「プレミアムカー」を3000系の6号車に組み入れて運転する。20日、報道陣に新車両が公開された。

3列シートがならぶ京阪3000系のプレミアムカー車内。1両40席

プレミアムカーは2017年、特急用の8000系車両10編成の各1両を改造して導入され、ゆとりのある3列シートやパーソナルな空間設計などがインバウンドの観光客やビジネスパーソンに好評だ。今回は3000系車両全編成(8両×6編成)に導入するため、約12億円をかけて6両のプレミアムカーを新たに製造。プレミアムカーサービスの象徴である「金色の扉」をはじめ8000系のデザインコンセプトや機能は踏襲しつつ、出入り口近くの一部座席の背もたれにヒーターを取り付けるなど快適性を高めた。座席配置も修正し、8000系と比較して座席間隔は20ミリ広くなった(1020→1040ミリ)。座席と窓の割り付けを合わせ、どの席からも広々とした窓からの景色が楽しめるようにもなった。

 

プレミアムカーのシンボルでもある「金色の扉」は3000系にも引き継がれた

31日から出町柳~淀屋橋間を走行し、従来の8000系と合わせ、昼間時間帯の原則すべての特急でプレミアムカーサービスが利用可能となる。朝夕のラッシュ時間帯や夜間の時間帯の運行本数も拡大される。同社の井上欣也常務取締役は「ラッシュ時にも導入できるようになったため、(全席指定で)“密”を避けて乗車したいというニーズにも応えられる」と話した。乗車券とは別に400~500円が必要で、新たに特急停車駅のホーム上にキャッシュレスの券売機も設置する予定だ。

 




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